■■■「クイーン・オブ・ヴァンパイア」■■■
(50点:---)
数百年の眠りから目覚めた吸血鬼レスタトは、人間達の間で流行しているロック音楽に興味を持ち、そのカリスマ性で超人気のロックスターへと成り上がる。
しかし、吸血鬼の秘密を歌の歌詞へと盛り込んで、他の吸血鬼たちへのメッセージとした彼のやり方に対して反感を持った一部の吸血鬼たちは、彼の命を奪うべく、彼が表舞台に登場するコンサートの日を狙っていた。
また彼のその行動は期せずして、彼が昔に関わった吸血鬼の女王をアカーシャを目覚めさせるきっかけとなろうとしていた。
退廃的なムードとホモ臭い演出とで、『悪の美学』とでも言うような世界を描き話題となった「インタビュー・ヴァンパイア」の続編に当たる作品。
ただ今作に関しては特に退廃的なムードもホモ臭い演出も無く、良くも悪くも普通のホラー映画になってしまったなぁ…と言った感じで、前作が好きだった人間には物足りなく感じるかも。
逆にエンターテイメント的な絵的な見せ場は増えてはいるんだけど、ソレに関してもボリューム的に食い足りないなぁ…っていうのが実際のところ。
予告や前作を見る限り、もうちょっと重苦しい話を期待してたんだけど、どうにも肩透かしといった感じで、個人的にはガッカリな内容でした。
ツマんなくはないんだけど、全体的にもうちょっとボリュームが欲しかったなぁ…
総評としましては、まあ金返せと苦言を呈するほどではないですが、なんとも物足りなさの残る映画です。
観て後悔するような内容ではないですが、お金払ってまで観るほどの物でも無いので、TVで放映とかされれば観ておいても良いのではないでしょうか?
前作が好きだった人は、基本的に雰囲気からして全然別の話なので、過剰な期待をしないようにしましょう。