■■■「ディープフリーズ」■■■
(20点:地雷)
石油が枯渇しつつある近未来、ジオテック社は油田調査のため南極大陸の氷床でボーリング作業を行なっていた。
しかし彼等の調査は、分厚い氷床の下に眠っていた恐るべき物を掘り出してしまう…
と言った感じの、「遊星からの物体X」から脈々と受け継がれるタイプの極地生物パニックホラー。
映画の初期設定からして海底油田ならともかく、何故に南極の分厚い氷床を貫いて石油を探す必要があるねん?とかツッコミどころ満載な感じの映画なのですが、本編の方もこれまたツッコミどころ満載。
最初にヒロインのかのように登場したお姉ちゃんは、序盤の10分ぐらいで速攻殺されるし、怪物の体液から正体を分析するシーンでは、『体液がトリロバイト(三葉虫)の遺伝子と一致した』とかって説明されるし…
おいおい、人類はいつの間に三葉虫の遺伝子なんか解析してたんだよ…
登場するモンスターも、序盤でやたらと勿体付けて登場した割には、新「ゴジラ」に登場したショッキラスを更にヤボったくみたいな感じでムチャクチャしょぼくて、こんな貧相な生き物に隊員が次々と殺される事は無いだろうって感じだし…
下らないなら下らないなりに、もうちょっとハジけた内容なら良かったのですが、終始下らないままで終わってしまうのは、なんだかなぁ…
まあ「ザ・グリード」もどきのオチだけは、結構笑えましたが…
総評としましては、何といいますか…まあ、ありがちなZ級のホラー映画といったところでしょうか?
とりあえず、普通にツマんないので観ないでいいですよ。