■■■「サーベルタイガー」■■■
(65点:---)
アメリカの生物学の研究所が、遺伝子操作の実験により作り上げたサーベルタイガーが輸送中の事故によって自然公園内に逃亡。
たまたま自然公園にキャンプの研修に来ていたインストラクター達は、次々と1万年以上前に絶滅したはずの猛獣に餌食へとなっていく。
研究所は猛獣専門のハンターを雇い、これを極秘裏に回収しようとするが…
遺伝子操作によって現代に蘇ったサーベルタイガーが事故で逃亡し、次々と人間を襲う…という、なんかストーリーの解説を書くのも恥ずかしいようなベタベタな設定の動物パニック映画。
しかし、今更突っ込む事でも無いかもしれませんが、どうしてこういう遺伝子操作の研究者ってのは、逃げ出したらヤバそうな生き物でばっかり研究を行いたがるのでしょうかね?(答:映画だから)
映画の中では、サーベルタイガーは怪物ではなくアクマで一匹の猛獣として描かれており、イメージ的にはモンスター物というより純粋な動物パニック物といった感じで「グリズリー」とかのイメージが一番近いかな?
過剰に派手な演出は無いものの、適度な緊張感と中だるみしないストーリー展開から、ホラー映画としては及第点のレベル。
基本的に悪くは無いんだけど、キャラクターの作りこみやCGのレベルがイマイチなのと、モンスターの襲撃パターンとかにも捻りが無いので、全体的に見せ方にもうひと工夫欲しかったかなぁ?
どうせ映画なんだし、サーベルタイガーにもうちょっと巨大感があっても良かったかも。
他は、特に取り立てて言うべき事も無し…
総評としましては、基本的に可も不可も無い感じの動物パニック映画。
観ても時間の無駄って程に酷くは無いけど、改めてお勧めするほど面白い訳でも無いので、このジャンルが好きならお好みで…って感じでしょうか?
普通の人が観ても、普通レベルには楽しめると思います。
全体的に、もう少しモンスターとキャラクターに魅力があればなぁ…と思わせる映画でした。