■■■「アンデッドUNDEAD」■■■
(75点:オススメ!!…ゾンビ好き限定)
アメリカの片田舎のバークレーの町に謎の小型隕石群が大量に落下、この隕石の衝突によって死亡した人間はたちどころにゾンビとして蘇り、更にそのゾンビに襲われて死んだ人間が次々とゾンビ化していく…という異常事態が発生する。
偶然にも遺産相続絡みのトラブルで、この町に訪れていたレネはゾンビに追われて逃げ込んだ先で、この事態を予見して準備を整えていたという謎の男・マリオンと出会い、なんとか町からの脱出を試みるが…
劇場公開時に一部で非常に評判が高かったので、観に行こうと思っていたのですが、うっかり封切が終了してしまい、DVD化された後もそのままなんとなく見逃していたのですが…
いやはや話題になっているだけの事はあって『ゾンビ映画と言えばやっぱかく有るべきでしょう!!』っていう感じのスプラッターホラーでした。
具体的に何が良いかと言いますと…
ゾンビ相手にマカロニウェスタンばりの無意味で派手なアクション&銃撃戦を繰り広げる主人公。
手足を切り落とし、胴体がちぎれ飛び、脳天をぶっ飛ばす下品な演出。
そして、やられてもやられても立ち向かってくるゾンビ軍団。
3連装のショートバレルショットガンや、ノコ歯付きのモップといった作中で出てくる武器も楽しいですし、(ネタバレになるので詳しくは書けませんが)『魚ゾンビ』や『人や動物はおろかバッタとかまで、やたらと何でも拉致しまくる●●●』といった、『絶対ありえないだろう』っていうような、予想も付かない破天荒なストーリー展開と、『そうくるか!』って感じの思わずニヤりとさせるオチもナイス。
もう、監督が趣味に走りまくってお遊びで作ってるなあ…という空気がひしひしと伝わってくるようなバカさ加減が良い味を出しまくっています。
このところ、ゾンビ物はイマイチな作品が多かったですが、こいつは久々に満足できる快作(怪作)でした。
総評としましては、とりあえず『ゾンビ映画好きなら観ておけ!!』って感じの必見の一本。
…と言いたい所なのですが、いかんせん下品でグロくてB級全快でバカ映画なので、まあ結構人を選ぶ映画かも?
『ゾンビ映画は笑うための物だ』と割り切って観れる人なら、結構楽しめる作品でしょう。
「ブレインデッド」とか、ソッチ系のノリが好きな人なら是非…つっても、アレ程凄くは無いので、まあ期待半分で観てみて下さい。
ちなみに、バカ映画とかゾンビ映画とか好きじゃ無い人がみたら、卒倒するぐらい下らないのかもしれませんので注意が必要です。
つか、普通見ないよな…こんな映画。