■■■「ジャッカス・ザ・ムービー」■■■
(??点<測定不能>/アメリカ版・電撃ネットワーク)
>番組内で危ない事をしているのはスタントマンかバカです。
>良い子やクソガキ、それから幼稚な大人の方は絶対にマネしないように。
この映画は、ストーリーなんてものは存在しないので、とりあえず作品放映前に表示されるテロップを掲載してみましたが…
まあこのテロップが、この映画の全てを物語っていると思います。
アメリカのMTVで放送されてる超過激なバラエティ番組に「ジャッカス(Jackass)」というのがありまして…
この番組がどういう物かと言いますと、体を張ったギャグや下品な一発ネタで笑いを取るという、まあ日本で言うところの『どっきりカメラ』(最近だと「電波少年」か?)みたいな番組なんですが…
タイトルを見れば分かるように、この映画はその番組の劇場版に当たる作品です。
劇場版といっても別に映画用に特別な事をやってるとかって訳ではなく、TV版の総集編みたいな感じの内容で基本的に単なる過激な一発ネタの連発の作品。
ネタの内容は、
・深夜に寝てる人のベッドルームで大量の花火を爆破する(日本で言う『早朝バズーカ』みたいなの)
・スケボーに乗ってボーリングレーンをスライディングして人間ボーリングをする
といった、おとなし目の小ネタにはじまって
・12ケージのショットガンの散弾をお腹で受け止める。
・便器販売店の店頭の展示用便器に勝手にウ●コする。
といった、日本のバラエティでは考えられないような超過激なネタや下品なネタまで盛り沢山。
基本的に、よくもまあこんなバカで下らない事を次々と実行するなぁ…と呆れかえるような物ばかりなんですが…
くだらないとは思いつつも、あんまりにもあんまりな体を張った馬鹿馬鹿しいネタの連発に、失笑とか苦笑を通り越して爆笑に至る事はのは必至というか必死。
個人的には『お尻に鶏肉をぶら下げてワニのプールの上を綱渡り』が死ぬほどツボにハマって、近所の人に不審がられるぐらいに笑い転げましたよ。
ただまあこの映画、とにかく下ネタやら下品なネタも相当多くて、雪にオシッコをかけて『レモン氷』を作って食べてみたりとか、ウ●コやゲロといったかなり汚い物も平気で画面に映されます。
とりあえず、そういった過激な馬鹿ネタや下ネタに理解のある事が鑑賞の最低条件だとは思いますが、あと加えて『食事中には見ない事』も忠告しておきますよ。
さもないと、『もらいゲロ』して大惨事とかって事になりかねませんので…
総評としましては、まあとにかく色んな意味で一見の価値はある内容だとは思います。
個人的には相当笑えたので、TVシリーズのDVDとかがちょっとだけ欲しくなってみたりしましたよ。
この作品を見た場合の感想は、恐らく『憤慨する』か『死ぬほど笑い転げる』かのどちらかだと思うので、それでも脳が腐って耳から流れ出るんじゃないかと思うほどのお馬鹿エンターテイメントが観ていたいって人は、鑑賞は自己責任にてどうぞ。
(観れば観るほどあなたもバカになれます)
ちなみに日本でも、過激なパフォーマンスライブを行う集団として「電撃ネットワーク」って集団が有名ですが…
ファンの知人に聞いた話によると、「電撃ネットワーク」のライブのうちTVで放映されてるのは物凄く大人しいネタばっかりで、半分以上は『とてもお茶の間では放映できないようなネタ』だそうなので、「電撃ネットワーク」のライブが一番イメージ的には近いのかも?
ただこの映画、『とてもお茶の間では放映できないようなネタ』が連発されるが故か、近所のTSUTAYAでは『18歳未満レンタル禁止』になっておりました。
個人的には別に『18禁にする程の事は無いよなぁ…』って感じではあるのですが、テロップにもあるように『子供とかがマネしないように…』って配慮なのかもしれませんが…
普通は、こんなの絶対マネしないって…
マネしたら確実に『死ぬ』か『通報される』かのどっちかだから…