■■■Xbox360の下位互換機能はエミュレーター?■■■
こうやってXbox360のネタばっかりを書き込んでいると、なんかMicrosoftの回し者かと思われそうなイキオイですが、実際にはPS3とも両方買う予定なんですけどね…
まあ、PS3はウチが取り上げなくても、他のBLOGさんでもいっぱい取り上げられてる事ですし、管理人の趣味が偏屈な当BLOG的にはXboxの話題を大目に取り上げて行こうって事で…
・3DゲームファンのためのXbox 360基本講座~Xbox 360の目指すゴールはどこにあるのか
>http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050518/x360.htm
この記事で何が驚いたって、Xbox360の下位互換機能はエミュレーターによるものだと言う事。
Xbox360が発売される前に…
『Xbox2の性能だったら、Xboxのソフトなんかエミュレータで動かせるんじゃないの?』
なんて事を友人たちと冗談で話してましたが、まさかホントにエミュとは…MSが下位互換について最後まで言葉を濁してたのも納得です。
そりゃ流石にエミュレータでは、ソフトの完全な下位互換は保証できないでしょう。
(実装されてみないと何とも言えませんが、『動作しないタイトル』は殆ど無いにしても、初期の段階では『正常に動作しないタイトル』はそれなりにあるかもしれませんね…まあ、オンラインアップデート等によっておいおい対応されるのでしょうが。)
ちなみに『ベストセラータイトルの動作を保証』って言ってるんですが、その手の大作ソフトほどゴリゴリに独自のプログラムを組んで動かしてる物が多いでしょうから、エミュレーターを作るのはさぞや大変でしょうなぁ。
(「Revolution」の過去のソフトのDLサービスもエミュレータで動くようですが、流石にファミコンやSFCのソフトをエミュで動かすのとでは話が違いますしね。)
製品的には、Xbox360の本体に専用のエミュレーションソフトでも同梱されてて、HDDにエミュをインストールしてから『Xboxのソフトをプログラムから起動』といった感じになるのでしょうか?
ついでにXbox360の、ゲームに付加するサービス内容なんかも発表されました。
Xbox360のオンラインのサービスのモデルは、現行のXboxLIVE!のサービスの拡張版といった感じで非常に明解で好感が持てます。
全てのオンライン対応のゲームで、同じインターフェースや個人IDを共有出来るというのは普通に便利ですし、課金体系とかも非常に明解で分かりやすいので、ネットワークゲームに関してはPS3に対しても一歩抜きん出てるな…という感じですね。
PS3が『圧倒的なハード性能をアピール』しているのに対して、MS的には『オンラインサービスの戦略によって、他の次世代機との差別化を計って行こう』といった所なのでしょう。
対して任天堂は、『インターフェースも含めて、既存のゲーム機には無い全く新しいゲームのあり方を提案して行く』といった感じ…
(実際に、NDSでタッチスクリーンを用いた新しい遊びを実現しましたからね)
次世代機が全く同時期に3社から発表されながら、まさに三者三様と言ったビジネス戦略を立ち上げているのは、なかなかに面白い所です。
ゲーム機間の性能格差が圧倒的な差にならなくなってきて、大手メーカーがマルチプラットフォーム化を推進している現状を見ると、次世代機での『どこかのメーカーの一人勝ち』ってのは難しい気がしますし(むしろ明確な住み分けが発生するのでは無いか?と予測)、今後のゲーム業界のビジネスが、どういう方向に進んでいくのか注目したいところですね。