■■■「テディです!~TEDDY DEATH~」■■■
(テディベア虐待ビデオ/判定不能)
何と表現して良いのか分かりませんが、ぬいぐるみのテディベアを虐殺(?)し続けるシーンを延々と収録した実録ビデオ…というか、企画ビデオ?
イギリスだかどっかで作られたビデオらしいのですが、日本での発売元はこのブログではおなじみの「アルバトロス・フィルム」と言えば、何となく傾向が分かって貰えるかも?
内容は、ストーリーなんてものは全く存在せず、クラッシック(とクラッシックのアレンジ)音楽にあわせて、ビデオの最初から最後まで延々とテディベアの虐殺シーンが収録されているのみ。
殺し方のバリエーションは、銃で撃つ、燃やす、絞首刑、爆破、高圧電流を流すといった比較的ありふれたオーソドックスな物から…
ロケット花火につけて空目掛けて発射する、コンクリートで壁に生き埋めにする、芝刈り機で蹂躙する、てんぷらの衣を付けて揚げる、野菜と一緒にオーブンで焼くといったムチャな物まで盛り沢山。
最初はとりあえず『バカな事やってるなぁ…』と言う感じで見てたのですが、中盤辺りになると、ムチャクチャ無理のある殺し方とか、やたらと小道具に凝ってみたりとか、結構『やりすぎ感』が漂うネタが出てきて、不覚にもちょっと笑えてしまったり…
個人的には、テディイベアをフライにするシーンとか、ロケット花火に装着して発射するシーンとかは結構ウケました。
ただ、殺し方の見せ方の工夫はしているものの、基本的に『銃で撃つ』のと『燃やす』のと『爆破』とのパターンが非常に多くて、ちょっと途中で飽きてきます。
特に終盤になるとネタ切れ感が漂ってきて、撮ってる側が楽しみきれずにちょっと飽きちゃってる感じがするのが辛い所でしょう。
もうちょっと『ありえねー!!』って感じのアホなネタや、B級ホラーっぽい変な虐殺の仕方やらを大量に含めて、もっとシチュエーションに凝って、「Jackass」とか「モンティパイソン」並に『訴えられるかも?』と不安になるぐらいまで悪ノリして欲しかったかな?
総評としましては、ネタのインパクトとしては悪くは無いんだけど、内容的には、正直言ってちょっと微妙な感じのビデオかな…?
『テディベアを虐殺し続けるビデオ』というネタのインパクトに対して、本編の内容というかパワーが追いついてない感じで、ちょっとインパクト負けしてるかな?といった印象は拭いきれません。
まあ、企画のインパクトだけでも十分にバカっぽい内容ではあるので、レンタルで借りる程度ならネタとして観ておいても良いかもしれません。
ただ、40分と尺も短いので半額ぐらいになってからで上等だと思いますが…って、こんなビデオが2時間とかあってもソレはソレで疲れそうですな。