NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

ゲーム感想:「ストロベリーパニック!」(PS2)<感想/後編>

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ゲーム感想:「ストロベリーパニック!」(PS2)<感想/後編>

 この記事は、ゲーム感想:「ストロベリーパニック!」(PS2)<感想/前編>からの続きです。
 >http://blogs.yahoo.co.jp/uei_nanigashi/41776934.html

 続いて、各キャラの雑感なんか…

 ちなみに「緑色がプレイヤーキャラ」「青色が攻略対象キャラ」になります。

■■■渚砂■■■
 主人公(プレイヤーキャラ)その1ミアトルへの4年生編入生、プレイヤーキャラ故にゲーム版では苗字は無し。
 (※本作のアストラエア三校は中高一貫の6年生教育という設定なので、4年生=高1)

 元気で落ち着きが無いドジっ子で、緊張するとすぐパニックに陥るという性格の『典型的な少女漫画の主人公タイプ』のキャラクター。
 プレイヤーキャラだけに個性はあまり強くないが、アニメ版よりもちょっと落ち着いているかも?

■■■花園静馬■■■
 ミアトルの6年生で、ゴージャスなお姉様タイプのキャラクター。

 アニメほど突飛で自己中心的な性格では無くむしろ常識人の優しいお姉様タイプになっており、別人かと思うほどキャラが違うのでイマイチ影が薄い。

 『渚砂×静馬』シナリオのみ、唯一ストーリーらしいストーリーがあるので、一応メインヒロイン的な扱いのキャラなのかも?

■■■涼水玉青■■■
 ミアトルの4年生で、優しいお嬢様タイプ…なんだけど、その実は下心ありまくりの策士。

 アニメ版と違って沢城みゆきが声をあててるが、ホントはこのキャラはアニメ版も沢城みゆきが声をあてる予定だったらしく、実際にキャラの台詞まわしとかが、どう考えても沢城みゆき(というかミント・ブラマンシュの声を意識して作られており、ゲーム版の方がハマり役かも?

 ゲーム版の玉青はお嬢様キャラ代表の静馬より『お嬢様っぽい』ので、静馬のキャラが食われてる気がするのは気のせい?

■■■月館千代■■■
 ミアトルの新1年生マジメで気が弱い妹系キャラ、通称「まるちゃん」。

 気が弱く一生懸命なキャラなんだけど、齋藤千和の演技がホントに一生懸命すぎるので普通に会話しているだけで何か気の毒な気分になって、自分が悪い事をしているような気になるのは私だけ?

 他のキャラのアクが強いので、『おとなしいキャラ』というだけで影が薄くなってワリを食ってる気がします…

■■■光莉■■■
 主人公(プレイヤーキャラ)その2スピカの3年生の編入生。

 自覚の無い超美少女キャラという設定で、渚砂はともかくこの人が編入早々モテモテになるのはなんとなく納得。
 大人しいお嬢様タイプの性格なんだけど、主人公の3人の中でも一番大人しい性格故に一番個性が薄いかも?

■■■鳳天音■■■
 スピカの5年生で、ショートカットで爽やかな性格の王子様タイプの美少女。

 超絶に優しく紳士的で、中性的な外見で趣味は乗馬という、生まれながらにして色男(女だけど…)の遺伝子を持っているとしか思えないような完璧超人。
 そりゃ、こんな人が現実に女子高に居たら女子からモテモテだとは思いますが、余りの隙の無い完璧っぷりが『そんな奴居るかよ!!』って感じのツッコミどころ満載で逆に笑えてしまうという、ある意味で本作最強のお笑いキャラ。

 天音のあまりの生真面目っぷりに普通のシーンでも爆笑シーンに変わってしまうため、本作の出演声優による誌上リプレイがG'sマガジンで掲載された際に、『この人、絶対におかしいよ!!』を連発されていたのも妙に納得。

■■■南都夜々■■■
 スピカの3年生で、長い黒髪とぱっつんぱっつんのナイスバディを持つお色気担当の小悪魔的キャラ。

 っていうか中学3年で、その『過剰にフェロモン出まくりなお色気ムンムンっぷりはヤバいだろう!!』とか思います。
 特に渚砂シナリオのこの人は、隙あらば手を出そうとするので年中発情しすぎのアブない人にしか見えません。

 ゲームに比べると、アニメ版のこのキャラは随分と大人しくなってるのが分かりますが、こんな人と同室だと光莉は間違いなく貞操の危機です。
 というか、既に一度襲われましたか? そうですか…

■■■奥若蕾■■■
 スピカの新1年生で、スポーツが得意で元気いっぱいなタイプの妹系キャラ。

 直球ストレートな性格で、妹系のキャラの中では一番アグレッシブでアニメ同様に光莉への暴走超特急な一直線っぷりは健在。

 1年生陣の中では一番キャラが濃い…っていうか、スピカは濃いキャラが多すぎだと思います。

■■■絆奈■■■
 主人公(プレイヤーキャラ)その3ル・リムの2年生の編入生。

 主人公の中では最も年下の妹系キャラで、子供っぽい外見と性格のキャラクター。

 キャラの性格的な部分もあって、シナリオ的にもあんまり恋愛という感じにはならないキャラクターで、どっちかというと小動物的な和み系というかお笑い担当?

■■■源千華留■■■
 ル・リムの5年生で、可愛い女の子が大好きで策士的な性格を持つル・リムの生徒会長。

 アニメ同様に『可愛い女の子に可愛い服を着せるのが大好き』という趣味はそのままだけど、『秘密部』とかの変な部活を立ち上げたり…という突飛な行動や趣味は少なくて割と常識人に…

 お陰で『優しいお姉様』っぽいキャラの側面が強くなってしまっており、ちょっと影が薄いかな…
 千華留をはじめ、ル・リムのキャラはもうちょっとトンガった描かれ方をしても良かったかも?

■■■夏目檸檬■■■
 ル・リムの2年生で、マジメで素直な性格で美術部所属という文化系な妹キャラ。

 主人公&ヒロイン含め、全キャラ中で唯一のメガネっ娘
 個人的には、12人も登場人物が居るんだからもう一人ぐらいメガネが居ても良い気はするんですが…

 本作では千代と並ぶ良識人で、『常デレ』の本作の中でヒロインに対して唯一『普通の反応』を示すところが逆に新鮮。(笑)
 でも、状況に流されやすくて暴走しがちな部分もあり、やはり要注意人物。

■■■白檀籠女■■■
 ル・リムの1年生で、縦ロールの髪型と人形のような外見で、常にクマの縫いぐるみを抱いており縫いぐるみと会話するという、ちょっと電波の入った妹キャラ。

 各所で『ニセ亞里亞シスプリ)とか言われてたりしましたが、実際に台詞まわしから外見から、何から何まで押しも押されぬ『ニセ亞里亞』っぷり。

 まあ原作者が一緒だし、これだけキャラが居るとキャラが被るのはある程度仕方ないのかと…

 どうでもいいけど、ル・リムは入学の選考基準に『名前の画数が多い事』とかって基準があるのかと思うぐらいに、漢字の画数の多いキャラが多いですな…
 現実に自分がこんな名前を付けられたら、小学生の頃とか漢字で名前が書けなくて困りそうです。

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 そんな感じで、メインキャラ3人攻略対象キャラ9人をざっと紹介してみた訳ですが…
 ヒロイン以外はステレオタイプを避ける為かちょっとキャラがトンガりすぎな気もしますが、基本的にキャラの造形は悪くないと思います。

 ストーリーはあってないような物ではあるものの、やはり3×9人の計27カップリングのボリュームは圧倒的で、こんなにカップリングがあったら誰か気に入るだろう…という物量作戦的な雰囲気もあるものの、実際に、気に入ったキャラがあると他のカップリングも観てみたくなるため、思いのほか遊びがいがありますね。

 時間があまり無くて、1日1時間づつ程度でプレイ出来るようなお手軽ギャルゲーを求めている人ならば、試しにプレイしてみてはいかがでしょうか?