NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

映画感想:「アローン・イン・ザ・ダーク II」(10点/アクション)

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■■■「アローン・イン・ザ・ダーク II」■■■
(10点/アクション)

 古代モンスターたちとの壮絶な戦いにより壊滅した、軍の特殊部隊である713部隊。

 部隊の数少ない生き残りであるエドワードと仲間たちは、ニューヨークに出没する『魔女』と『呪いの短剣』のウワサを聞き、『魔女』を倒す為に短剣を手に入れようとするが…


 同名のゲームを元に映画化された、アクションホラー映画である「アローン・イン・ザ・ダーク」の続編に当たる作品。

 前作はウーヴェ・ボル監督による映画化だったのですが、本作ではウーヴェ・ボルは製作に周り別の人が監督されているようです。

 ウーヴェ・ボル監督は『がっかり映画監督』とかって事で一部のマニアの間では有名ですが、個人的にこの監督のストーリーとかは二の次で『イキオイだけで撮った』的なテイストは割と好きなんですけどね…

 で、肝心の本作なのですが…何といいますか一言で言うならば、『物凄く地味な作品』です。

 面白いとか面白くないとか以前にとにかく地味な内容で、アクションシーンは殆ど無いわ、出てくる怪物は『魔女』だけなんだけど、コイツは霧のような不定形の存在で怪物に全く迫力は無いわ、ホントに驚くほどに見所がありません。

 まだ『派手な内容』だった分だけでも、前作のウーヴェ・ボル監督版が傑作に思えてしまう』ぐらいの地味っぷりです。(笑)
 (いや正直言って前作は、ウーヴェ・ボル監督の作品の中でも更に微妙な出来だと思うんだ…)

 まあ、展開が地味でもストーリーが面白ければ良い訳ですが…

 ストーリーの方は一応は前作との繋がりがあるみたいで、前作のキャラがちょっと登場してたりするんですが『コレってストーリーに繋がりを持たせる意味があるのか?』ってぐらい希薄な繋がり。

 お話の内容も、妙に『設定ばかりが複雑』なせいで説明的なセリフが矢鱈と多くて、その割には物語の展開が遅くて、どうにも面白くない。

 もしかしたら『ゲーム版の何作目がかこういう話』なのかもしれませんが、何か『ストーリーを語ること』に終始してしまった感じで、とにかく見せ場や内容が無い印象です。

 あまりに退屈なので途中から倍速再生で観てたのですが、ソレでも途中で何度か寝そうになってしまいましたよ…


 総評としましては、久々にコレは『90分をまるごと無駄にしたなぁ…』と感じるような、ホントに箸にも棒にも引っかからないような出来栄えの作品でした。

 前作のような『ド派手なアクションホラー』を期待してると、肩透かしどころか間違いなく途中で寝てしまうような出来なので、そういうノリを期待してる人はスルーしてしまうのが吉でしょう。

 パッケージだけ観たら派手そうな感じなんだけどなぁ…久々にパッケージに騙された気分になった一本でしたよ…