NIGHT_SHIFT (B級映画&ゲーム雑感 上井某BLOG)

上井某(家主)が観た「B級映画」(主にホラーとサスペンス)の感想と、たまにゲームとかアニメとかについてつらつらと語るブログです。

E3 2009 MSカンファレンス雑感

 さて、E3の初っ端としてMicrosoftのカンファレンスが開催されましたね。

 今回は深夜に起きてリアルタイムで見てたのですが、いや、今回はMSの力の入りようがハンパなかったです。

 ゲストにオノ・ヨーコ、ポール・マッカトニー、リンゴ・スターとか、スピルバーグ監督とか…どんだけ金をかけてるのかと?

 では、今回発表されたタイトルとかを簡単に紹介しますと…

■「ROCKBAND Beatles
 「ROCKBAND」のビートルズ版、多分日本では出ないので関係ない?

■「Tony Hawk: Ride」
 スケボー型の専用コントローラを利用したスポーツゲーム

■「Call of Duty: Modern Warfare 2
■「FINALFANTASY XIII」
 既出タイトルだけどMW2は実機デモ、FF13は英語版の紹介。
 MW2は素直に楽しみです。

■「SHADOW COMPLEX
■「JOY RIDE」
 Epic GamesXBLA向けタイトル。
 アクションゲームとマリオカートみたいな感じのゲーム。

■「CRACKDOWN 2」
 日本版タイトルで言うと「ライオットアクト2」に当たるタイトル。
 前作は荒削りながら面白いタイトルだったので、続編は非常に期待。

■「Left 4 Dead 2
 「L4D」の続編、米国では11月発売予定。
 日本でも是非とも早く移植して欲しいタイトルですな。
 「ライアク2」ともども、今回のE3発表の中では超期待タイトルです。

■「Splinter Cell Conviction」
 スプセルの新作だけど、発表から随分経つので何やら難産してますな。
 普通に面白そうなので期待してます。

■「Forza Motorsport 3
 日本では『痛車作成ゲーム』として有名になった、Forzaシリーズの最新作。

■「HALO 3: ODST
■「HALO Reach
 「HALO:ODST」に続いて、今回のサプライズタイトルとして「HALO」シリーズのスピンオフ作品である「HALO Reach」が発表。

 惑星Reachはスパルタン部隊が壊滅した激戦地の名称なので、その惑星での戦いを描いた作品になるのかな?
 2010年の発売予定で詳細は不明ですが、「HALO 3:ODST」を買うと「HALO Reach」のベータテスト参加権が付いてくる模様。
 (日本でも同様のサービスが展開されるのかは現時点で不明)

■「AlanWake」
 「アローン・イン・ザ・ダーク」風のTPSアクションアドベンチャー
 ゲームとしては面白そうだけど、このタイトルも随分と難産してるなぁ…ホントにキチンと発売されるのか?

■「METALGEARSOLID RISING」
 去年のスクエニの和田氏に続いて、今年はコナミの小島氏が登場して『肩たたき』ネタを披露。
 という訳で、こちらも今回のサプライズタイトルです。

 MGSシリーズのスピンオフ作品のようですが、今回はスニークアクションでは無いとか?
 ただし現時点では、発売時期とかマルチなのか日本の箱○で出るのかとか含めて詳細は不明。

 ※(「Forza」、「Halo:ODST/Reach」、「ライアク2」、「AlanWake」は日本発売予定。)

 ゲームラインナップに関しては、一部で『地味な発表』との声もありましたが、個人的には「ライアク2」がキチンと発売が決まったのが大満足でしたよ。
 (前作があまり評判が良くなかったので、もう出ないかと半ば諦めてたので。)

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XboxLIVEサービス関連
 XboxLIVEの新サービスに関して、Last.fmが聞けるようになるとか、FacebookTwitterとの連携機能が付くとか…
 色々あったけど、日本じゃ関係ない可能性が高いので割愛。

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 とまあ、ここまでは例年どおりの新作タイトルの発表って感じで、ソフトのラインナップが厚いのは分かるけど、別に『全く新しいゲーマー体験を提供する』みたいなタイトルは無いじゃないか…

 と思ってたら、ココでとんでもない隠し玉が登場。



 ウワサに上がってた、Xbox360のカメラを利用したモーション入力デバイスです。

 紹介ムービーのみですが、自分の動きをトレースしてアクションゲームをやったり、レースゲームをやったり、サッカーとかスカッシュをやったりと、入力感度がかなり良さそうで『コレがあったらWiiリモコンとか要らないじゃん?』ってぐらい良く動く。
 (ぶっちゃけ、ホントにここまで動くのか?って疑問もあるけど…)

 他にも、モーション入力を利用したペイントツールが紹介されたりと、ライト向けタイトルの紹介が続きます。

 …とまあ、ここまでだとWiiやEye Toyの焼き直しに過ぎないんですが、ホントに驚いたのはその次のデモ。


 「FABLE」の製作者である、ピーター・モリニュー氏が登場したと思うと、『ゲーム画面内の人口知能の少年とコミュニケーションする』というソフトのプレイデモを紹介。

 画面の中の少年は、プレイヤーの位置を認識してプレイヤーを見ながら話しかけてきて、更に音声認識技術を用いてプレイヤーの言葉を認識し会話を行います。

 プレイヤーが画面の前で移動すると画面の中でも場面が移動して、池を覗き込むと水面に自分の顔が映り、水面に触れると水に波紋が起こります。

 更に、プレイヤーが紙に文字を書いて画面内の少年に手渡す動作をすると、画面内の少年が紙を受け取って描かれた文字を読み取るという…

 もう、まさに『なんぞコレ!?』ってレベルのバーチャルリアリティっぷり。

 まあ、まだ技術デモレベルなので、ホントにこんな読み取り精度が出るのかとか、これがホントにゲームとして成立するのかは疑問ですが、技術的にはホントに『未来の可能性の片鱗』を見せ付けられた感じで、頭がブッ飛ぶぐらいの衝撃を受けましたよ…

 コレがホントに箱○で動くんだとしたら、ハッキリ言って凄すぎです。
 (『ハッタリ』が入ってるとしても、ここまで凄いデモを準備したMSのヤル気は本物。)


 いや、コレに関しては言葉だけじゃ凄さが伝わらないと思うので、是非とも実際にプレイしてる画面を見て貰いたいところです。


 しかし、ファミ通の実況でも言われたましたが、この技術を使った「アイマス」とか「ドリクラ」とかが出てきたら凄い物が出来るんじゃね?

 音声認識や文字認識の技術は日本じゃそのまま使うのが難しいかもしれないけど、そういうソフトが出れば2万円ぐらいまでなら余裕で出しますので、是非とも日本のメーカーにも検討していただきたいとことです。

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 という訳で蓋を開けてみれば、一番期待してなかった『モーションセンサー』がホントに凄い隠し玉だったという、意外な展開のMSのカンファレンスでした。

 つか、ゲストへの金のかけ方も含めて、初っ端にこんな強烈なカンファレンスをやられちゃって、SCE任天堂は大丈夫なのかと…


 とりあえず『MSが本気を出すと凄い』という事は、嫌と言うほど良く分かりましたよ。
 その本気を一部でも良いので、MSKKにも分けて貰えないものかと…

 まあ、まだまだE3は始まったばかりですので、続く他社とサードパーティの発表にも期待ですな。